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シリーズ回路用PC操作弁 MRVPCS-04-□-□-□

製品特徴

  • 圧力補償付流量制御機能を備えたロータリータイプのシリーズ回路用手動操作弁で 負荷変動の影響を受けずにアクチュエータのファインコントロールができます。
  • レバー操作角に比例した流量制御ができます。
  • ダイレクトアンロードを用いている為、アンロード圧が極めて低くなっています。
  • レンジ調整ネジにより、A・Bポートの最大流量が調整できます。
  • 安全弁が内蔵されています。
  • 可動部分が露出しないため、悪環境に強い構造になっています。
  • P1ポートを備えておりメカニカルブレーキの開放などに利用することができます。 その際、外部ドレンの配管が必要となります。

    仕様

    回路図

    型式

    基本型式
    MRVPCS
    サイズ 
    - 04
    中立時記号
    B
    接続方式
    - FTF
    中立保持記号
    - S
    MRVPCS
    圧力補償流量調整付
    手動操作弁
    04B センターバイパス
    シンボル
    E オールポートオープン
    シンボル
    FTF:ネジ込フランジ取付
    FWF:溶接フランジ取付
    無記号:デテント保持式
    S:スプリングリターン式

    仕様

            項 目MRVPCS-04
    サイズ04
    流量調整範囲     ℓ/minHレンジ 41~72
    Lレンジ 22~40
    標準流量       ℓ/min
    (出荷時設定流量)
    60
    接続管径15A,20A溶接フランジ
    Rc1/2,3/4ネジ込フランジ
    最高使用圧力     MPa20.6
    リリーフ設定圧力   MPa3.5~20.6(調整ネジ1回転 約6MPa)
    出荷時は約9.8MPa設定
    レバー操作力      N69以下(レバー先端)
    レバー操作角度     度±45
    質量          kg約 16
    作動油一般鉱油系作動油

    ・フランジ取付寸法はJIS B2291に準拠しています。

    性能

    【作動油】VG32相当 【油温】40℃

    レバー操作角 - 流量線図

    流量 - 圧力降下線図

    ダウンロード

    外形寸法

    取扱説明

    1.操作

    A・Bポートからの流量はレバー角度に比例して増減します。
    また圧力補償機能によって負荷・入力流量の変動と無関係に安定した出力流量が可能です。

    2.圧力調整

    パイロットリリーフのロックナットを緩め、調整ネジを回して希望圧力に調整します(図1)。
    右に回すと圧力は高くなり、左に回すと低くなります。(1回転約6MPa)
    PC弁を直列接続する場合でも圧力調整は個々の負荷圧力に調整できます。
    調整後はロックナットを締めてください。
    尚、出荷時は約9.8MPaに調整しています。

    図 1. 圧力調整ネジ H

    3.流量調整

    調整ネジのロックナットを緩めて、調整ネジを回して希望流量に調整します(図2)。
    レバーを45°に倒し、希望回転数に調整します。
    右に回すと流量は増加し、左に回すと減少します。
    調整後はロックナットを締めてください。
    (注:調整ネジ(H)の高さは10mmより絶対に短くしないでください。
     圧力補償機能が正常に働かなくなる恐れがあります。)
    尚、出荷時は定格流量付近に調整してあります。

    図 2. 圧力調整ネジ H

    4.H・Lレンジ変更

    ローターシャフト部にHレンジの印があります。印がA・Bポート側にある場合がHレンジです。
    P・Tポート側にある場合がLレンジです。尚出荷時はHレンジが標準です。

    1. 前フタ取り付けボルト4本を取り外す。
    2. 前フタと共にローターを約10~20mm引き出す。
    3. 前フタはそのままの向きでハンドル頭を180°回転させる。
    4. 前フタとローターを本体に挿入し、前フタ取付ボルトを締めこむ。
    5. ハンドル頭のスプリングピンを抜き、ハンドル頭を180°回転させる。最後にスプリングピンを打ち込む。

    5.P1ポート使用時

    外部ドレン(Drポート)配管を行ってください。外部ドレン許容背圧は2MPa以下です。出荷時にはネジプラグをしています。
    また、モータのメカニカルブレーキ開放等に使用の場合、管路容積が大きいとPC操作弁の応答遅れが発生しやすくなりますので、
    配管内径は小さく管路は短くしてください。管路内のエアー抜きは完全に行ってください。